バックパックでキャンプに行くのに使いたい、軽量モデルのテントを紹介します。
快適な軽量テントから最初に紹介して、徐々に皆さんをウルトラライトに引き込みます。覚悟して下さい。
もくじ
軽量テントの6つの特徴とは?
軽量テントの特徴をシンプルに5つにまとめました。
テントとしては多少は変化球になり得るけど、それでもめちゃめちゃ恩恵があることが伝われば良いなと思います。
軽量テントの特徴1:非自立式が多い!
軽量モデルのテントは非自立式が多いです。
理由としては自立するテントはフレームの多さから、どうしても軽量ではなくなるからです。
軽量テントの特徴2:シングルウォールが多い!
キャンプのテントはダブルウォールが多いですが、シングルウォールのテントは軽量です。
シングルウォールは内部結露の問題があるし、保温性もダブルウオールに比べると劣るので、少しハードルは高く感じる方も多いかもしれません。
でも、収納性の良さだったり、設営の手軽さ、乾かしやすい等のメリットがあり、個人的にはそちらの方が圧倒的に大きなメリットだと思います。
軽量テントの特徴3:素材が薄い!
軽量モデルのテントは素材が薄く、シルナイロン40Dと表示されていたり、中には15Dとかなり薄い素材のものもあります。
テント素材が薄いことは、そのしなやかさから「収納性の自由度が高い」という大きなメリットがあります。
軽量モデルのテントはぐしゃぐしゃにして適当に入れても入るため、撤収がマジで楽チンなんです。
軽量テントの特徴4:アブノーマル!
軽量モデルのテントにはフロアレスのテントもあります。
フロアレスとはその名の通り、床がないテント。虫も入るし、雨に負けるリスクもあり、「こんなんじゃ就寝は不可能だろうが!」と思われがち。
でも、私はフロアレスの世界観が大好きで、気に入ってフロアレステントを使用しています。マジでおすすめです!
軽量テントの特徴5:収納サイズに騙されるな!
ここ最近、付属の収納袋は余裕のあるタイプが増えてきたように思えます。
恐らく理由としては「収納のしやすさ重視かな?」と思うんですが、そうなると、記載されている収納サイズはあくまで目安でしかない事になります。
軽量テントの特徴6:デザインが抜群にかっこいい!
1番はこれ!
デザインが抜群にかっこいいです。特にウルトラライト系のテントはかなり奇抜なデザインが多く、魅力に包まれています。
キャンプをする上で、ギアに対する愛は重要なので、私はデザインは超重要だと思っています。
軽量テント「ダブルウォール」9選!
軽量にしつつも、絶対に快適性は落としたくないならダブルウォールにしておくのは無難。超ノーマルです。
キャンプ用品のダブルウォールは重量3〜5㎏にもなるし、収納サイズも大きめなので、登山用が多いですね。
1.モンベル「クロスノドーム2型」
重量 | 2180g | ||
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収納サイズ | φ17×35㎝ |
モンベルのクロスノドームは軽量でだけでなく、耐久性や設営のシンプルさにもメリットがあります。
紹介しているのはクロスノドーム2型、2人用。
2.アライテント「エアライズ2」
重量 | 1550g | ||
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収納サイズ | φ15×30㎝ |
アライテントのエアライズは軽さだけでなく、耐久性や設営のシンプルさにメリットがあります。
こちらもエアライズ1にすればもっと軽くなるけど、エアライズ2の方がテント内に荷物が置けるのでキャンプには使いやすい。
3.アライテント「ドマドームライト2」
重量 | 2000g | ||
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収納サイズ | φ20×30㎝ |
アライテントのドマドームの魅力はその前室の広さ!
荷物が置けるし、雨が降っても開口部を開けて楽しむことができるのが嬉しい。
4.プロモンテ「VL-26」
重量 | 1550g | ||
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収納サイズ | φ15×25㎝ |
プロモンテのVLシリーズは特別耐久性に定評があって何年も使い続けている人を見かけます。
設営はインナー吊り下げ式で、開口部が広いのでテント内から見る外の景色も広い。
VL-16が1人用、VL-26が2人用になります。
5.ネイチャーハイク「クラウドアップ」
重量 | 2050g | ||
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収納サイズ | φ13×40㎝ |
ネイチャーハイクは中国のメーカーで、質がしっかりしている割にマジで安い。
クラウドアップシリーズは軽量で、2人用でも2キログラム。
6.ビッグアグネス「Fly Creek HV UL1」
重量 | 936g | ||
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収納サイズ | φ10×48㎝ |
ビッグアグネスのフライクリークシリーズはダブルウォールで重量が1キログラムを切るという正真正銘ウルトラライトなテント。
ただし、ポールの強度が極限まで削ぎ落とされている為、稜線上の過酷な状況での使用はおすすめしません。
7.ニーモ「タニ2P」
重量 | 1180g | ||
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収納サイズ | 本体:8×17×27㎝ ポール:39㎝ |
ニーモのタニシリーズはとにかく軽量ですが、それだけでは無く細部までのユーザーへの気遣いが凄いのが特徴的。
しかしながらボトム素材が15Dと、薄すぎて不安。
また、オプション品で購入できるフットプリントが重たいから、工夫をした方がいいかも。
8.MSR「ハバハバNX2」
重量 | 1720g | ||
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収納サイズ | φ15×46㎝ |
MSRのハバハバシリーズは何と言ってもそのかっこいいビジュアルが魅力。
軽量ながらもテント内の広さは十分で、2人での使用も余裕です。
9.パーゴワークス「NINJA TENT」
重量 | 1600g | ||
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収納サイズ | φ13×40㎝ |
旅をする人のためのキャンプテントとして生み出された軽量テント。
キャノピーを伸ばすことができて、居住性に関してはピカイチ。快適枠としてはマジでおすすめなテントっす。
ただし、一定期間を開けて予約を承っているので、そう簡単には手に入らない。
軽量テント「シングルウォール」8選!
シングルウォールは一般的には幕1枚のテント。ちょっぴり変態になったテントです。
内部結露のデメリットがありますが、それをとってもそのパッキング性能の良さと撤収の簡単さは魅力。
1.ビッグスカイ「ウィスプ1P MV」
重量 | 665g | ||
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収納サイズ | φ11×39㎝ |
ビッグスカイのウィスプは足元以外がフルメッシュのダブルウォールになっている、所謂ハイブリットダブルウォールというやつ。
シングルウォールのフルクローズテントの類の中では超軽い。そして収納サイズも小さい。
ただ、何度も改良されているので、中古で購入するとちょっと仕様が違うかも。
※別途ポールが必要
2.シックスムーンデザインズ「ルナーソロ」
重量 | 740g | ||
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収納サイズ | φ10×28㎝ |
シックスムーンデザインズルナーソロは居住性の高さと設営のシンプルさ、軽さのバランスが最高に良い。
正直、迷っているならこれで良いんじゃないかと思います。笑
こちらも2019年にモデルチェンジしておりますので、中古ではデザインが変更されているかもしれません。
※別途ポールが必要
3.ローカスギア「クフHBキット」
重量 | fly:390g inner:360g | ||
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収納サイズ | fly:φ12×25㎝ inner:φ12×28㎝ |
ローカスギアのクフHBはインナーテントがあり、フロア以外はフルメッシュ仕様。
フライとインナー合わせて重量710gで、室内高さが135㎝出せるのでかなり広いっす。
※別途ポールが必要
4.tarptent 「レインボー」
重量 | 935g | ||
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収納サイズ | φ15×45㎝ |
タープテントのレインボーはドーム状ですが、ペグを打たないと成り立たない非自立式のテント。
しかしながら、トレッキングポールを使うことで自立式にもなるという面白いギミックを持っています。
モデルチェンジを何回かしているため、中古で購入される際は要チェックです。
5.MSR「カーボンリフレックス」
重量 | 790g | ||
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収納サイズ | φ13×43㎝ |
MSRのカーボンリフレックスは最小重量は660gでシングルウォールのテントフルクローズの中ではかなり軽いです。
デザインもかっこいいし、収納サイズの小ささも魅力ですが、1つ気になる点としては室内高さが80㎝と低めであることですかね。
6.ゼログラム 「ゼロ1MV」
重量 | 490g | ||
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収納サイズ | ??? |
ゼログラムのゼロ1MVは収納サイズの記載がないけど、写真で見る限りφ10㎝×30㎝くらい??
軽さが驚異的で、まさかの500gを切る重量。横に付いている窓が遊び心があってかなり魅力的です。
しかし、心配なのは居住性。1番高い高さが110㎝で、ポールが開口部中央に位置するため、中で座って過ごすのには窮屈かもしれません。
※別途ポールが必要
7.ゼログラム 「スルーハイカー1p」
重量 | 1076g | ||
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収納サイズ | ??? |
ゼログラムのスルーハイカー1Pはパッケージ重量が1076gですが、本体重量は947gと軽量。
インナーとフライが分かれており、インナーはボトム以外フルメッシュになっています。
8.ネイチャーハイク「tagar2」
重量 | 1300g | ||
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収納サイズ | φ10×40㎝ |
ネイチャーハイクから1㎏弱の重量の軽量テント。
お値段はAmazonで12000円とかなりリーズナブルに購入できて、ウルトラライトスタイルのキャンプのハードルもガクッと下がった瞬間かなと思います。
tagar2は2人用ですが、カリカリに軽量化したいならtagar1もあります。(1060g)
軽量テント「フロアレス」
先ほど少し説明しましたが、フロアレスが1番軽量だし、面白いです。
1.シックスムーンデザインズ「デュシュッツプラスタープ」
重量 | 450g | ||
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収納サイズ | φ10×40㎝ |
シックスムーンデザインズのデュシュッツプラスタープはその名の通り、少しタープ泊のような感覚でテント泊ができるテントです。
軽量、設営スピードの速さ、居住性の良さ、メンテのしやすさを兼ね備えており、使うとなんかちょっとテントの概念を覆される感じがします。
※別途ポールが必要
まとめ:軽量テント、マジで迷うよね。
テントは安い買い物では無いので、結構本気で迷いますよね。
因みに私が軽量テントを選ぶ時はその時の「やりたいこと」が関係しているように思えました。
あとはぶっちゃけデザインです。デザイン80%っす。
散々悩んで、最後には直感です。それで良いんです。笑