
皆さんこんにちは、MINIMA CREWの徒歩キャンパーのつくもニキです。
今回は私がソロキャンプするときのバックパックの中身の紹介と、バックパックでキャンプを始めてからどのような考えや経緯でギアを軽量化してきたかを記事にしてみました。
もくじ
キャンプ装備軽量化のきっかけと魅力
キャンプ装備軽量化のきっかけ
私はもともとソロキャンプのときも重量級のオートキャンパーでした。
しかし、キャンプの度に自宅マンションの4階から駐車場まで2往復してキャンプ道具を運ぶのがとても大変で、徐々にキャンプ道具の軽量化を意識し始めました。
キャンプ装備軽量化の魅力
私が感じているキャンプ装備軽量化最大の魅力を3つご紹介します!
1.キャンプ場に居られる時間が増える
荷物が減ると、キャンプに行くための準備時間やキャンプ場に着いてからの設営・撤収時間も減らせます。
そのため、純粋にキャンプを楽しんでいられる時間が増えます。
2.もっと気軽にキャンプできるようになる
荷物が多いと車移動が前提になってしまうので、それだけでキャンプするハードルが結構高くなると思います。
キャンプ装備が軽くなれば公共交通機関でキャンプ場に向かえるので、もっと気軽にキャンプできるようになります。
3.徒歩キャンプで“旅をする”感覚が味わえる
公共交通機関と徒歩での移動の場合、車移動に比べると道中の景色の変化などが楽しめるため、旅をしている感覚を味わえます。
キャンプ場は最寄り駅から離れた場所にあることが多いので、個人的にはキャンプ場までの不慣れな道を歩くのも結構楽しいです^^
バックパック重量の変遷
【現在のバックパック重量】
約10kg
【過去のバックパック重量】
約20kg
こちらが最初に車でバックパックキャンプしたときの装備と現在の徒歩キャンプ装備です。
およそ1年間で約10kgの軽量化に成功しました。
この中で代表的なギアについて、アイテムと重量のビフォア・アフターを紹介します!
凄いね!!
キャンプギアと重量の変遷
【バックパック】The Hidden Woodsmen / The Day Ruck
約1,500g(約-900g)

約2,400g

以前はSavottaのヤーカリ(Lサイズ)という容量55ℓのバックパックを使っていました。
しかし軽量化の過程で容量が大きすぎると感じるようになり、現在は容量25~30ℓ程度のバックパックを使っています。
丈夫な素材が使われているミリタリーやブッシュクラフト系バックパックの中では比較的軽く、約1kg軽量化できました。
また、ショルダーパットと背面がメッシュ素材になっているので、夏でも軽快に歩くことができます。
【タープ】Hiiragi Outfitters / Day Trip Tarp
331g(約-5,200g)

約5,500g

軽量化を意識し始めた当初はポリコットン素材のテントを使っていました。
一度このテントをバックパックに詰めてみましたが重すぎて持ち上がらなかったので、バックパックでキャンプするときはタープをメインの幕にしています。
タープ泊はテント泊に比べると快適さは劣りますが価格はテントより安いので、少ない予算で装備を軽量化したい人にタープ泊は良い選択肢の一つだと思います。
また、タープはサイトに生えている木とロープを組み合わせればポールが無くても設営できるのも軽量化には嬉しいポイントです。
価格は非常にリーズナブルですが作りは割と丈夫でソロなら余裕をもって寝られるサイズなので、これからタープ泊したいと考えている人にはこちらがオススメです!
【ペグ】プロモンテ / アルミVペグ
【軽量化後】
約9g/本(-31g/本)
【軽量化前】
約40g/本
もともとチタン製のペグを使っていましたが、軽量化を優先してアルミペグに切り替えました。
私が使っているプロモンテのアルミVペグは強度が高いDAC社製で、これまで曲がったり折れたことは一度もありません。
ペグ1本当たりの重量差は31gと微々たるものですが、ソロキャンプだと10本前後のペグを持って行く人が多いと思うので300g程度の軽量化に繋がります!
【シュラフ】Highland Designs / Down bag [4th Edition]
約560g(-660g)

約1,220g

バックパックでキャンプを始めた当初はシュラフを外付けしていました。
しかし、徒歩キャンプを始めてからはバックパックの外付けが公共交通機関で迷惑になると考えるようになり、現在はより軽量でコンパクトなシュラフを使っています。
このシュラフはスリーシーズン用で、軽量化のためにフードが無い作りになっていますが、私が普段キャンプする東京近郊であればニット帽やネックウォーマーと組み合わせることで冬でも使えます。
【マット】Nemo / スイッチバック
約420g(約-1,300g)

約1,720g

昔はコットとクローズドセルマットの2つを寝床にしていました。
しかし、コットは軽いものでも1kg程度の重さになってしまうので最近はクローズドセルマット単体で寝ています。
私が現在メインで使っているニーモのスイッチバックは適度なクッション性と断熱性があるため、単体で使用しても底冷えすることなく冬でも快適に寝られます。
【グラウンドシート】農ポリ
約92g(約-380g)

約470g

テント泊の時は正規のグラウンドシートを使っていました。
でも最近は軽さ重視で農ポリとして売られているビニールシートを一人用サイズ(100cm × 210cm)にカットしたものをグラウンドシートに使っています。
農ポリは軽いだけでなく地面からの湿気を完全に防いでくれるので、ちゃんとグラウンドシートとして機能してくれます。
シートの下に石や木の枝があると穴が空いてしまうので、設営前に整地した方が長く使えそうです。
【クーラーバッグ】イスカ / コンパクトクーラーバッグ(L)
約115g(約-45g)

約150g

最初はHyadクーラーパック8を使っていました。
しかし、Hyadクーラーは形が縦長でバックパックにパッキングしづらかったため、現在はイスカのコンパクトクーラーバッグLサイズを使っています。
小さく見えますが、保冷剤と私の1泊分の食料がちょうど入るので使いやすい大きさです!
・【昼食】米1合とレトルトカレーのパウチ
・【夕食】ステーキ肉1枚とセブンの小さいサラダ
・【朝食】ハヤシメシ
Oregonian Outfitters(オレゴニアンアウトフィッターズ) クーラーパック 8 (コヨーテ) HDC001C
【バーナー】River Side Rumbler / RSR Stove
約84g(約-260g)

約350g

以前は調理は全てガスバーナーで行っていました。
でも最近は焚き火で調理するようになったのでガスバーナーは持って行かなくなりました。
とは言えちょっとお湯を沸かしたいときにいちいち火起こしするのは面倒なので、代わりにアルコールストーブを持って行っています。
私が使っている「RSR Stove」は単体では使用できないため、野鋭具兵学校の「風火蔵」という風防兼ゴトクと一緒に使っています。
Amazonより安いので、買うならドラッグストアがオススメです!
【クッカー】Trangia / ミニセット
約175g(約-335g)

約510g

以前は炊飯用にメスティン、肉を焼くために鉄製のフライパンをそれぞれ使っていました。
しかし鉄製のフライパンは重たい上に片付けに時間が掛かるので、現在はコーティングされたフライパンとコッヘルがセットになったアルミ素材のクッカーをメインで使っています。
焦げ付きにくいので、汚れもウェットティッシュで拭けば落とせる手軽さも魅力のひとつです。
【焚き火台】持って行きません!
0g(約-775g)

約775g

最近は直火OKの場所でキャンプしているので、焚き火台は持って行きません。0グラムです。笑
その代わり後片付けのためにスコップや炭袋を持参していますが、この方が焚き火台を持って行くより軽く済みます。
ZEN Camps 火消し袋 アッシュキャリー 炭処理袋 炭消し袋 炭袋 防水 自立 Ash Carry キャンプ 耐熱性 難燃...
【薪ばさみ】Belmont / UL hibasami
約69g(約-320g)

約390g

最初に使っていたスチール製の薪ばさみはズッシリした重さでパッキングしづらいので、現在はベルモントのUL hibasamiを使っています。
UL hibasamiについてはギアレビューの記事で詳しく紹介しているので、よろしければこちらもご一読ください!
【ナイフ】モーラナイフ / ウッドカービングベーシック
約82g(約-110g)

約190g

以前はバトニング(ナイフで薪割り)もできる頑丈なナイフを持って行っていました。
しかし、薪割り用に斧を導入したらナイフでは木を削る等の細かい作業ができれば良くなったので、現在はウッドカービング用の小さいナイフを持って行っています。
ウッドカービング用なので切れ味抜群で、重さはたったの82gと超軽量です!
【ノコギリ】アルスコーポレーション / 花小町
約32g(約-370g)

約405g

最初は太目な枝や木も薪にできるように大きなノコギリを使っていました。
しかし、キャンプ場だとそこまで大きな木が落ちていることはほとんど無いので、現在は手のひらサイズの軽量なノコギリをメインで使っています。
とても小さなノコギリですが、目が詰まったファットウッドもちゃんと切れるほど切れ味抜群です。
持っていかないもの


持ち運ぶと特に重たい薪と水は、代わりに斧や携帯浄水器・ウォーターバッグを持って行くことで現地調達しています。
また、先ほど紹介したクローズドセルマットを折りたためば座布団代わりになるので椅子も持って行きません。
寒い時期の暖房器具についても、焚き火の暖かさと防寒着があれば暖房器具が無くても快適に過ごせます。
私は下半身がよく冷えるので、冬キャンプではダウンパンツが必須です。
ダウンジャケットは平地ならユニクロのウルトラライトダウンで十分だと思います。
[Naturehike] ダウンパンツ 防寒 暖パンツ メンズ レディス 超軽量 冬用 800FP あったか 冬服 丸洗い ボト...
まとめ
キャンプギアの軽量化はある程度快適さを犠牲にすることにもなりますが、自分にとってベストな“重さと快適さのバランス”を模索するのも軽量化の醍醐味のひとつです。
自分が運転する車ではなく公共交通機関や徒歩で向かうキャンプもまた違った楽しみがあるので、この記事が皆さんのキャンプギア軽量化のお役に立てば幸いです^^
「無くても良い」って潔く省いてしまうのも大切な事だよね!
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