今回は以前ご紹介したバックパック装備の中から、私が現在徒歩キャンプのメインシェルターとして使っている、
軽量コンパクトでヘビーデューティーなHiiragi Outfittersの“Day Trip Tarp”の紹介と使用感を記事にしました。
もくじ
Hiiragi Outfitters "Day Trip Tarp"
Hiiragi Outfittersとは
ブッシュクラフトやソロキャンプ用ギアの企画・製造、セレクトを行っている北海道のメーカーさんです。
ユーザーの目線に立った実用的なハンドメイド製品の数々で、日本国内のブッシュクラフターの間で絶大な人気を誇っています。
"Day Trip Tarp"のスペック
重量 | 約332g | ||
---|---|---|---|
使用時サイズ | 293cm×176cm | ||
収納時サイズ | 500mlペットボトルよりやや大きいサイズ | ||
材質 | ポリエステル(両面シリコンコーティング) ※耐水圧3,000mm |
“Day Trip Tarp”という名前からわかる通り、このタープは主にデイキャンプやビバークでの使用を想定した製品です。
そのため、軽量で常に携帯していても邪魔にならない大きさに作られています。
尚、ペグやポール、ガイロープ等は付属しないので別途用意する必要があります。
ビバーク!!
"Day Trip Tarp"のパッキング例
タープはキャンプ地に着いてから最初に使うので、ペグやガイロープが入ったスタッフサックと一緒にバックパックの一番上にパッキングすることが多いです。
・ダウンシュラフとウェア類
・消耗品、コーヒー豆や調味料が入ったスタッフサック
・革手袋
・クーラーバッグ
をパッキングしています。
また、500mlのペットボトルと同じくらいのサイズなのでサイドポケットにも入ります!
"Day Trip Tarp"の特徴
独自のサイズに設計されたシームレスタープ
Day Trip Tarpの293cm × 176cmというサイズは、Hiiragi Outfittersの完全オリジナルです。
また、一般的に幅150cmを超えるタープは2枚の生地を縫い合わせて作られていることが多いのですが、Day Trip Tarpは耐久性を考慮して1枚の生地で作られているのも大きな特徴だと思います。
耐久性が考慮されたタイアウトループ
ループが縫い付けられている個所は一般的な四角格子のリップストップ生地ではなく、より強度の高い六角格子(ハニカム構造)のリップストップ生地で補強されています。
さらにループの素材も触った感じしっかりしているので安心感があります。
雨漏れ対策の超撥水糸
私は面倒臭がりな性格なので、テントでもタープでも雨漏りに悩まされない限り縫い目の防水処理(以下、シーム処理)はしません。
そんな面倒くさがり屋さん達のために、雨に晒されやすい背面ループの縫製には雨漏り対策として超撥水糸が使われています。
完全防水を謳うものではありませんが、8カ月のフィールドテストでは雨漏りしなかったそうなので私もシーム処理せずに使っています!
細かな配慮がなされた収納袋
これはHiiragi Outfittersの各種スタッフサックと同じ仕様ですが、暗がりで収納袋を見失わないようにドローコードにはリフレクタ付きのロープが使われています。
また、収納袋の底に気になる窪みがあったのでHiiragiさんに聞いてみたところ、「スタッフサックからタープを引き出す際に“掴む部分”があった方が良い」と考え、このような構造にしているそうです。
親切!!
実際に"Day Trip Tarp"を使った感想
設営と撤収がラク
以前使っていた300cm × 300cmのタープと比べると、設営と撤収がとてもラクです!
大きなタープは風が強いと設営中にペグが抜けてしまったりしますが、布面積が小さいので設営中に受ける風の影響もマイルドに感じました。
また、布面積が小さいことで保水する量も少なく済むので、撤収時に乾き切らなくてもそこまで重くなりません。これは徒歩キャンパーにとって嬉しいポイントです◎
ループが多いので色々な張り方ができる
Day Trip Tarpは周囲に16か所・背面に2か所のループが付いているので様々な張り方ができます。
私は今のところ、風が出ているときは3方向を囲まれた「ハーフピラミッド張り」、穏やかな気候のときは「ダイヤモンド張り」が気に入っています!
ギリギリ快適に寝られる大きさ
Day Trip Tarpは200cm × 100cm程度の一般的なソロ用のグラウンドシートがすっぽり収まるサイズ感です。
実際に寝てみると、私が以前使っていた300cm × 300cmのタープに比べて空間は小さいものの包まれているような安心感があり、夜もぐっすり寝られました。
名前は“Day Trip Tarp”ですが、泊りでも全然使えるサイズでした!
プライバシーの保護や悪天候は苦手
300cm × 300cmのタープだと張り方によっては全面を閉じることができますが、Day Trip Tarpはサイズ的にオープンな張り方しかできなさそうです。
また、ある程度の雨風は凌げると思いますが、暴風や大雨(予報)のときに持って行くのはやめた方が良いと思います。
入手しづらい
はい、使用感は全く関係無いですね。笑
Day Trip Tarpの販売はHiiragi OutfittersのECサイトからのみで、実店舗や大手通販サイトでの取り扱いはありません。
また、2023年03月08日現在は完売しています。
再入荷についてはHiiragi OutfittersのInstagramアカウント及びTwitterアカウントで事前に告知があるので、気になる方はチェックしてみてください!
タープ泊でも使いたい"Day Trip Tarp"
ソロキャンプでポピュラーな300cm × 300cm以上の大きさのタープは、バックパックでキャンプするには少し嵩張ります。
しかし、軽さやコンパクトさを求めてULハイカー向けに作られたタープに目を向けると今度は耐久性が気になります。
実際に使ってみて、Day Trip Tarpは上述の2種類のタープの中間に位置する、軽量コンパクトなのにヘビーデューティーに使えるバランスの良いタープだと感じました。
ハイカーというより、軽量キャンパーのタープ!って感じが素敵!!!
タープ
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