徒歩キャンプって電車やバス等の公共機関を使ってキャンプするのが王道。
でも、山の中にあって車が入り込めない場所でのキャンプも徒歩キャンプの特権かと思います。
この記事ではそんな場所での徒歩キャンプレポートをいたします。
もくじ
徒歩キャンプならではのキャンプ場
車もバイクも自転車も入れないようなキャンプ場。
どんなだったか紹介します。
山道を1時間。しかも登り。
登山コースの途中にあります。
距離は2.5㎞とそこまで無いですが、300mの登りで、コースタイムは約1時間。バックパックの重量が重たすぎるとかなり過酷な徒歩キャンプになるでしょう。
水は出ない。
キャンプ場は跡地で管理人もいないため、水が出ません。
自分が1泊2日で使う必要な水だけ持っていくしかないです。
誰もいない。
これだけ条件が悪ければなかなか人も来ませんよね。
事前に下調べをしていますが、土日でも3組しか来ていませんでした。
今回は平日に行ったので、完ソロ(自分以外誰もいない状況)でした。
徒歩キャンプのキャンプ道具一覧!
山道での移動も楽しみたいので、できるだけ軽量である必要があります。
しかし、軽量にしすぎてあんまり食料も遊び道具も無ければつまらない。
というわけで、
- 贅沢に食べる!
- たっくさん遊ぶ!
を考えたパッキング内容を考慮しました。
軽量化の工夫は3つ!
今回のパッキングでちょっとやってみたい事、詰め込みました。
1.アウトドアチェアでは無く、ハンモック!
背もたれがあるようなアウトドアチェアって1㎏が普通で、軽量な物でも500gはあります。
「それじゃあ重たい!」
ってことで、チェアの代わりにハンモックを装備しました。
スリング込みで重量200g。
2.テントはマジで寝るだけのスペック!
今回使用するテントは登山のビバーク用に使われる物。
居住スペースがマジで寝るだけしかありませんが、軽量に特化させました。重量は280gです。
3.軽量づくしの焚き火台セット!
焚き火に関しても十分に遊びたかったので、色々考えました。
焚き火台は軽量でいて、それでもある程度遊べるスペックを持っているソラチタの「スーパーネイチャーストーブ」。
そこに
- 焚き火串「DORO」
- 火吹き棒
- 100円ショップの「リフレクター」
- 100円ショップの「網」
- 焚き火シート(カーボンフェルト)
を一緒に入れました。
あーい!
十分な食料と水を用意!
重量は全部で10㎏。
キャンプギアは全部で6㎏程度だったので、実は約半分が食料とお水。
お水は1.5リットル持って行きました。
「え?少なく無い??」と思う方もいるかもしれませんが、お肉を焼くのにお水はいらないし、フリーズドライ系を使ったお鍋やスープがメインなのでこの程度でも大丈夫と判断。
この装備で徒歩キャンプ!行ってみたよ!
とまぁ、こんな感じの条件だったりキャンプ装備となりました。
これでどんなキャンプが楽しめるのか?紹介します。
11:30〜「山を歩く。」
10㎏のバックパックを背負って山道を実際に登ってみると、なるほどなかなかキツイ。この日は気温15度くらいでしたが、Tシャツの下は少し汗ばむ。
ちょっと歩く速度を落としました。
途中でいい感じの休憩スポット発見。登山コースならではの雰囲気の良いベンチです。
疲れたなと感じたらそこでクールダウン。息を整えます。
田舎道を歩くのも凄く楽しいけど、山道は休憩スポットが用意されていたりするので嬉しい。
休憩スポットを作ってくれた事に感謝ですね。
12:30〜「到着。」
やっと到着!
誰もいなかったので1番張りたかった場所を確保することができました!
「この景色を堪能しながらあれやこれやするぞ!」と妄想するとニヤケがとまりませんね〜笑
良い瞬間!
14:00〜「ハンモックで遊ぶ。」
テントの前にハンモックを設置。
「ハンモックをチェアの代わりにする大作戦」は無事に成功ですね!
チェアを超えるソファの様なリラックス感と、そのまま横になって景色を眺めることができる幸せ。
上を向けば重なる木々のアートだったりして、終始楽しい。
15:00〜「ひとり焼肉を楽しむ。」
楽しみにしていたひとり焼肉!
焚き火台に火を起こしてから網をセットして即席BBQコンロを作成。
その上にスーパーで購入したお肉を乗せていきます。
もちろん焼肉のお供にはビールを用意。
最高やで!
16:00〜「またハンモックで楽しむ。」
酔いも回ってきてかなり気持ち良くなってきましたね。
ハンモックでまた一休み。
17:00〜「焚き火を楽しむ。」
「」
日も暮れてきてちょっと肌寒くなって来たので、再び焚き火開始。
周辺にはたくさん木の枝が落ちていましたので、それを拾って来て、折って積み重ねました。
夜まで持つくらい薪が集まったので、あとは自由です。
18:00〜「街を観察。」
街の明かりが徐々についていくのを観察していました。
絶景が1日をかけて変わって行く様子を観察できるのも、キャンプの良いところ。
ちょっとシックな音楽をかけてチルアウトなタイムです。
20:00〜「お鍋をする。」
フリーズドライのカップスープにカット野菜と豚肉を入れただけの簡単なお鍋。
200mlしか水を使わない上に、味付けもされているので超簡単すぼら飯!笑
21:00〜「夜景と酒。」
「なんて綺麗な夜景なんだろう。」
と、うっとりしながらお酒を飲みます。
22:00〜「片付けしておく。」
寝る前には片付け。
ワイルドなキャンプ場では食べ物やゴミを放置すると、夜中に獣が近づいてくる可能性があります。
安心して就寝したいなら、しっかり片付けしておきましょう。
特に管理人もいない場所では要注意!
23:00〜「就寝。」
就寝。
途中近くでガサガサと音がなったような気がして、ドキドキしましたが気持ちよく就寝できました。
5:00〜「起床。」
ふっと目が覚めた時には外が薄暗い状態。
「お?そんなに寒く無いぞ?」と思ってテントから顔を出しました。
朝焼けに染まりつつ、まだ明かりが点々としている街を見る事ができました。
ピンクとコバルトブルーの空のグラデーションで、朝は1番柔らかくて静かな雰囲気。
凄く良い朝だったので、起きてそのまま散歩しました。
楽しいよね!
6:00〜「ハンモックでうたた寝。」
シュラフとマットをハンモックに移して、もうちょいゴロゴロしてみました。
とっても良い時間。このキャンプのハイライトかもしれません。
小鳥たちが木をつつく音を楽しみます。
8:30〜「朝ごはん。」
朝ごはんもカップスープ。
「鶏肉のだしのフォー」ですが、これは失敗。朝からフォーはちょっと微妙でした。笑
9:00〜「撤収。」
撤収時は「立つ鳥跡を濁さず」が基本!
炭の残しは絶対にしないし、就寝してぺったんこになった地面もフワフワ起こして「そこで誰かが生活していた。」と思わせるような形跡を一切残さないようにします。
山道を歩く徒歩キャンプは帰りも楽しいですね。
田舎道まで辿り着いた時には「帰ってきたぁ。」と少し安心するような、寂しいような気持ち。
ちょっとノスタルジックな感情は田舎道のロケーションとはマッチしていて、私の好きな瞬間だったりします。
まとめ:全てが完璧な徒歩キャンプだった。
言い過ぎかもしれませんが、全てが完璧な徒歩キャンプでした。笑
実験してみたかった事もうまくいったし、自由なキャンプができた。そして何より、ここ最近忙しかったのでかなりのリフレッシュになりました。
そして当初はオートキャンプと徒歩キャンプでちょっと迷っていましたが、徒歩キャンプを選択して本当に良かった。
やはり充実度が違いますね。
皆さんもぜひ、誰もいない場所での徒歩キャンプ!楽しんでみて下さい!
動画で紹介もしています!
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