はいどうも、けいしです!
本日はイスカの最軽量・最コンパクトな撥水ダウンシュラフ「エアドライト140」を紹介していきます!
基本的な情報から、これだけフード無しでかなりウルトラライトスタイルに振り切ってる感じだけど、本当に大丈夫なのか?等のご説明をしていきたいと思います。
もくじ
イスカ「エアドライト140」
基本スペック
生地 | 15Dナイロン |
重量 | 300g |
ダウン量 | 140g(750FP撥水ダックダウン) |
最大長 | 70(肩幅)×180(全長)cm |
収納サイズ | φ10×18cm |
カラー | ダークネイビー |
中綿に750FPの撥水ダックダウンを使用していますが、表面生地にも撥水性に優れた極薄ナイロンを使用しています。
ダウンに撥水加工を施しているとは言え、シュラフは濡れるとパフォーマンスにそのまま直結しますので、生地そのものも撥水性が高いというのは安心感がありますね。
もちはこび
収納袋に入れたサイズはご覧の通り。
夏用とは言え、シュラフがこのサイズまで小さくなるのは嬉しいですね。
重さも300gとめちゃくちゃ軽い。近いコンセプトの化繊シュラフ「ウルトラライト」が600gですから、そのおよそ半分の重量だと思うと驚きですよね。さすがダウンシュラフ。
「エアドライトモデル」とは?
イスカの展開する「エアドライトモデル」
そのラインナップは、750FPの撥水ダックダウンを封入した軽量で扱いやすいベーシックモデルのダウンシュラフばかりです。
上位モデルの「エアプラス」で使用されている高品質のグースダウンと比べて撥水性の劣るダックダウンですが、「エアドライトモデル」ではそのダックダウンに撥水加工を施すことで、濡れに対する弱点を補っています。
撥水ダウンってどういうこと?
前述したように、ダウンに撥水加工を施すことで濡れに対する弱点を補っているものを「撥水ダウン」と呼びます。
当然、濡れてしまった状態で使用しても暖かいというわけではありませんが、撥水力が高いということは乾きやすいということでもあります。
人間は寝ている間に大量の汗をかき、また吐く息には大量の水分を含みます。そうして体外に放出された水分がシュラフに触れることで、湿っぽくなってしまうわけですね。
撥水ダックダウンは、そうしてシュラフの内部に湿気がたまってしまってもダウンそのものに撥水加工が施されているために通常のダックダウンよりも乾きやすく、乾燥した状態をキープしやすいため、より保温性が高く快適に眠ることができるというわけなのです。
同スペック3種の比較
今回紹介するエアドライト140ですが、同じ「エアドライトモデル」内に同じ対応温度のシュラフが他に2つも存在します。
エアドライト190
まず3種の中で最も一般的な構造をしているのが「エアドライト190」
典型的なマミー型シュラフの形状で、サイドには出入りのためのジッパーが付いており、フードもあります。
フードとジッパーが付いている分、生地量もダウン量も多く、製品重量は415gと3種の中では最も重さがあります。
エアドライト160
続いてエアドライト160は、前述のエアドライト190からフードを省いたモデル。
形状も寸法もエアドライト140とほとんど同じですが、サイドに出入りのためのジッパーが付いているために製品重量は360gとなっています。
ジッパーがあるため、狭いと感じたり暑苦しいと感じた際には広げて使うこともできるので汎用性が高いですね。
エアドライト140
フードも無くし、サイドのジッパーも無くし、徹底的に軽量性に特化させまくったのがこのエアドライト140です。
前述のエアドライト160よりもダウン量が20g少ないのにも関わらず対応温度が同じなのは、ジッパーが無い分、そこからの冷気の侵入を防ぐことが出来るため、より少ないダウン量でも暖かさをキープすることができるからだそうです。
堅実なイメージのイスカがこんな尖ったシュラフを作るとは…!
まとめるとこんな感じ!
フードの有無 | ジッパーの有無 | 製品重量 | 特徴 | |
エアドライト190 | 〇 | 〇 | 415g | 一般的な形。 |
エアドライト160 | × | 〇 | 360g | フードを省き軽量化。ジッパーがあるのでエアドライト140よりは汎用性がある。 |
エアドライト140 | × | × | 300g | 無駄を徹底的に省き軽量化。 |
エアドライト140を使ってみた感想
では、実際にISUKAエアドライト140を使ってみた感想をご紹介したいと思います。
渋めなカラーリングが好き
ダークネイビーの本体に、マスタードイエローの差し色。なかなか好きです。
そもそも僕はブラックよりのカラーに明るめのカラーをちょこっとだけ差し込むカラーリングが好きなので、これはドンピシャな感じでした。
幅はかなりタイトめ
最大長が70(肩幅)×180(全長)cmのエアドライト140。全長が180cmなのはフード分の長さがないからまあ分かるのですが、肩幅が70cmなのはかなり狭めですね。最大長が70cmなので、下半身部分~足先にかけてはかなりの狭さを感じます。
mont-bellのシュラフのように生地そのものにストレッチ性があるわけでもないため、寝ている時に手足を動かしがちな人には特に狭く感じるかもしれません。
とは言え、この狭さのおかげでシュラフ内部の体積が最小限になり、より少ないダウン量で保温性をキープすることができているのも事実。
下半身の保温力が高い!
イスカのシュラフは、身体全体を効率的に暖めるために各部位のダウン量を調整して作られています。
そのためなのか、上半身と比べて下半身の方が厚みがあり明らかに「下半身側が暖かい」と感じました。
テント泊をしていると、やはり下半身はどうしても冷えがち。そんな下半身を重点的に暖めてくれる構造なのはとても評価できますね。
フードが無いけど大丈夫??
ところで気になるのが、フード無いけど大丈夫なのか?
結論から言うと、大丈夫です!
私の使用シーンでは、このダウンシュラフを使う時はレインウェアだったり、ダウンジャケット等の防寒着でフードを被りますから頭、首もしっかり保温されております。
また、首元に装備されているゴムのコードでしっかり首元を閉じることもできますから、意外と保温性の高さを感じることができました。
まとめ:クセが強めでクールなULシュラフ!
エアドライト140はULに振っているだけあって、ちょっとクセは強いけど、軽量コンパクトで保温性の高さもあってコスト的にも嬉しいバランスの良いシュラフだと思います!
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