今年も2月に塔ノ岳と鍋割山を歩いてきたのでご紹介します。
去年はソロで歩いたけど、今回はTwitterで仲良くしてもらっている「ノラン氏」と共にDAYHIKEをすることとなりました。
レッツ登山🍀 pic.twitter.com/3QHiKurBlM
— 橘ノラン@山歩きとキャンプ 減量再開 (@tatibana1112) February 8, 2020
もくじ
デイハイクのプラン
登った期日は2020年2月9日。
大倉登山口から登って塔ノ岳、それから大倉へ戻るのにはピストンするのが早いですが、それでは物足りなそうなので、鍋割山を経由する事にしました。
このコースのハイライトは
- 塔ノ岳の景色
- 大倉〜塔ノ岳のひたすら登る所謂「バカ尾根コース」
- 塔ノ岳〜鍋割山のゆったりしたコース
- 鍋割山から下山後大倉まで歩くときのだらだらしたコース
と言ったところでしょうか?ぜひお楽しみください。
塔ノ岳&鍋割山デイハイクの物語
それでは塔ノ岳と鍋割山を実際に歩いた記録を紹介しようと思います。
大倉登山口駐車場にて
というわけで我々は早起きして朝の6時半に大倉登山口付近のコインパーキングに来ました。
ザックの重量計測タイム
楽しみにしていたのはお互いのザックの重量を計測する瞬間。
ノラン氏のザックの総重量は9.6㎏!
2リットルのお水やゴツめのダウンジャケットが重たい。その他にも冷凍食品もそこそこ重たいようです。
私のザックは6㎏でした!
ホットサンドメーカーや食パン、牛乳が重たい。。。
大倉塔ノ岳コーススタート!
時刻は7:00。そんなこんなで大倉登山口に到着。
BGMはノラン氏のコンパクトラジオにて流してもらいましたが、登山客が思った以上に多いため、途中で消す事に。
登山を開始して間も無くして、早速絶景を見せてくれる大倉〜塔ノ岳コースは最初から楽しいですね。
キャンプ場あり??
途中で「大観望」という別ルート発見したものの、スルー。
7:50。2回目に「大観望」の看板を見たときに、行ってみる事にしました。
実はそちらのルートには「大倉高原山の家」というキャンプ場跡があるんですね。水場が無いし、管理棟も無いのでキャンパーにとっては少々ハードルは高いものの、結構眺めがよかったのを記憶しておりました。
向かうことにしたところ、3分程度で早速テントを発見。
この日はテントが全部で3張り。こじんまりとキャンプを楽しんでおられる様子。
1時間山を登る事になるので、徒歩キャンパーであることは重要だし、ある程度の軽量化をしないといけません。
でもこの絶景を見ながらキャンプができるなら行く価値ありますよね!
バカ尾根登り開始
さて、キャンプ場の確認を終えた我々はコースに戻り、先に進みます。
ここまでは割とゆるーい感じでフラフラ歩いておりましたが、ここからが本番。
バカ尾根とも呼ばれる丹沢の登りが始まります。
周囲の登山客はかなりストイックな雰囲気で黙々と登っていきます。ほとんどの人が少々息を切らしながら歩いていて、中にはかなりキツそうな表情の人も。
そりゃあそうです。登って登って。
登って登って。
ちょっと緩やかな道もありつつも。そんなのは束の間の安息。
追い打ちをかけられるようにして登るんですから、そりゃあキツイですよね。
堀山の家
時刻は9:10。塔ノ岳まであと2.8㎞の看板が出て来たあとすぐに、とても良い感じの休憩スポットがあります。
それが「堀山の家」。
色んなアイテムや食料が置いていて面白いので思わず立ち寄ってしまいます。
しかし、危険なのがこの「おしるこ」という文字。
冬の「おしるこ」ってどうしてこんなに魅力的なんでしょう。思わず買ってしまったノラン氏。
店主がじっくり温め直して提供してくれたそうです。
そんなこんなで日向ぼっこも楽しみつつ、かなり長居してしまいました。
時刻は10:00。休憩を終えて歩き出して行くと、景色がかなり変わっていきます。
空は広く、周囲にはちょこちょこ雪が残っております。
しかしながら残っている雪は凍っており、非常に硬め。
はしゃいで倒れこもうものなら真っ白な雪に鼻血を残すような結果になるかもしれません。
追い打ちのバカ尾根
もうバカ尾根は終わったのかななんて思ったら大間違い。
むしろこれからが本番で、長ーい階段が待っております。
ここで徹夜で働いて登山をしてるノラン氏が悲鳴をあげ出します。
眠気、空腹、足の疲れのトリプルパンチです。(24時間起き続けている様子です。)
しかし、前に進まなければ塔ノ岳にはたどり着かない。
自分の身体に鞭を打ちつつも登ります。
花立山荘
そして10:40。「花立山荘」に到着しました。
花立山荘から見える富士山はめっちゃ綺麗。休憩するのにも最適なスポットになります。
最後のバカ尾根
花立山荘から塔ノ岳までも上りは続きます。
11:10にして、ようやく塔ノ岳を視界にとらえました!
足元はフツーに雪を踏み込むような感じにもなって来ました。
しかし、ここでアクシデント。
なんとノラン氏が倒れてしまいました。
塔ノ岳
そして登り始めて5時間経過。
ようやく塔ノ岳に到着しました。時刻は11:45でした。
去年も行きましたが、去年より景色が綺麗な気がします。他の登山客の方々もかなり感動しておられました。
ランチタイム!
さてさてランチタイムです。
私は持って来た材料をパンに挟んでホットサンドにする事にしました。ホットサンドメーカーがなかなか重たかったです。笑
熊肉をハムとチーズで合わせて挟みます。
超良い感じでした。生姜も効いててうまい!
ノラン氏はあんかけラーメン。
超美味そうでした。良い食いっぷりです。
そしてビール!!!間違いないですね!!
私は食後のデザートにチョコバナナサンドです。トロトロした中身が身体を芯から温めてくれます。
鍋割山へ
十分に休憩をとった私たちは塔ノ岳を13:30に下り始めました。
鍋割山への分岐点を発見。2.2㎞あるらしい。
塔ノ岳から鍋割山へのコースは人が少なくて嬉しい。
途中、日差しで温められた芝生があったので寝そべりました。
ポカポカした陽気に私たちの心の穏やか度はMAX。「このまま寝てしまいたいから、テント持ってこれば良かったね。」なんて話していました。
しかし鍋割山への道はそんなに簡単!って訳ではなく、登っては下り、登っては下るので、意外に体力を使います。
鍋割山
15:30に鍋割山に到着。
ここでいよいよ日没のとの戦いになってきた事に気付きます。
16:15。大倉への分岐点発見。
ここからは30分ほどで舗装路へ下れるので少し安心。
二俣まで
ただ、それまでは比較的危険箇所もあります。
明るくても足元には要注意。特に階段とハシゴには十分気をつけた方が良いと思います。
16:40。ようやく車も走れるような舗装路までたどり着きました。
道幅も広くなるし、何より道を見失いにくいので安心。
ここからは距離的には結構あるけど、緩やかな下り道が続くので歩くのは簡単でした。
ただし、だらだらとした道にになるので、歩くのがあまり好きではない方は退屈するかもしれません。
そして時刻は18:10。
我々はようやく人里に到着しました。
塔ノ岳&鍋割山デイハイク終了!
そして18:10にしてようやく大倉登山口の駐車場までたどり着きました。ゴールです!
7:00にスタートしたのでおよそ9時間の山活動になりました。距離は17㎞。歩きましたね!
帰宅時のザック重量測定
2人ともお水や食料を結構積んでいたんでしょう。行きと帰りでは全然ザックの重量が違います。
まとめ:のんびりしすぎた。
明らかに休憩時間が長かったですね。のんびりしすぎました。笑
距離も長いのでコースのバリエーションはかなり豊かで面白かったですが、その分体力を使います。もっと楽したいなら大倉〜塔ノ岳をピストンするのが現実的かと思われます。
昨日は帰って即落ち…( ˙꒳˙)💦
っと言うことで昨日の事😕👉
丹沢の塔ノ岳と鍋割山を11時間(˘ω˘)🍀❄️🗻
雪にハグして休んだり…日向ぼっこで昼寝したり、寄り道をしたり、飯をいっぱい食う(*⃙⃘´꒳`*⃙⃘)
とにかく時間を気にしない素敵なハイク。
真っ暗になったって、のんびり帰ればよし😋🌱 pic.twitter.com/MSzR31Sg9B
— 橘ノラン@山歩きとキャンプ 減量再開 (@tatibana1112) February 10, 2020
ちなみに去年私は同じコースを歩いていて、その日はがっつり雪山でした。道の様子が全然違うのでそちらもぜひチェックしてみて下さい!
関連記事
▼雪山のテント泊
▼ロングトレイル
▼初めての冬山デイハイク@奥多摩