2020年2月4日〜5日に雲取山に雪山ハイキングしてきましたのでご紹介します。
雲取山はアクセスもしやすく、雪山テント泊を比較的始めやすいと思うので、気になる方は是非参考にしてみて下さい。
もくじ
雪中キャンプを楽しみたい!
雪中キャンプがしたいけど、東北や新潟までは行けない。サクッと1泊2日で十分に楽しむ方法は何か無いか?と考えた結果、
となったのであります。
宿泊するのは雲取山荘のテント場で、焚き火はできないものの「雪に囲まれてキャンプがしたい。」「雪に埋もれたい。」そんな想いから、冬の雲取山に行くことにしました。
雪中キャンプとハイキングの物語
では、早速雲取山ハイキングの記録を紹介していこうと思います。
丹波山村村営駐車場
今回のコースは鴨沢から雲取山の往復になる所謂「鴨沢ピストン」というもの。
その登山口の近くには丹波山村村営駐車場があります。
無料の駐車場だし、トイレまで設置してあるというナイスな条件で、鴨沢ピストンのお客さんの定番となる駐車場。
雲取山登山スタート!
8:50に雲取山登山道口に到着。
雲取山ハイキングスタートを華やかな看板が出迎えてくれます。
早速気持ちのいい林道。
雲取山の鴨沢ルートは写真のような景色が多く、杉の木に囲まれながら歩いていきます。
廃屋
鴨沢ルートのハイライトの1つ。廃屋です。
雪発見!
暫く歩いてようやく雪を発見しました。
雲取山ってもっとがっつり雪が積もっているのかと思っていましたが、調べたところによると雪が積もっているのは山頂付近程度だそう。
雪を踏みたくて踏みたくて仕方がない私はちょっと残念。雪中キャンプのために用意したスコップも果たして出番が来るのかちょっと心配です。
林道脇で休憩
別にもっといい感じの休憩スポットはたくさんあるんですが、コーヒーを取り出すついでに林道の脇に座ってしまいました。ついでに道もチェックしておきます。
平日だし、真冬に雲取山に来れたので人も全然いない。こんなにのんびりできるとは。
水場
10:30。雲取山鴨沢ピストン最初の水場に到着。
雲取山の水場は三ヶ所、「水」とかかれているここの他にも、「七ツ石小屋」や「奥多摩小屋」にもあるので、割と水に困ることはありません。
特にここの水場が1番雰囲気があって好き。お水を汲んでいきます。
そのすぐ近くには「茶煮場(ちゃにっぱ)」という平将門がお茶を飲んだポイントがあります。汲んできた湧き水を沸かしてコーヒーやお茶をつくるのにはとてもいい広いスペースなので休憩におすすめ!
堂所
11:10。ようやく堂所に到着。
七ツ石小屋
12:10。七ツ石小屋に到着しました。
七ツ石小屋ではトイレもあるし、お水も汲むこともできます。ここでの宿泊も可能で、テント泊するにも最高のスポット。ビールも500円で購入できます。
七ツ石小屋からは気持ちのいい景色が見えるのですが、生憎この日はやや曇っていていまいち。ランチタイムに丁度良い時間でしたが早くキャンプがしたいので、行動食で済ませて次に進みます。
奥多摩小屋への分岐点
13:00に分岐点に到着しました。
稜線歩き
分岐点を過ぎるとそこからは気持ちの良い稜線歩き。雲取山ハイキングのハイライトと言っていいのでは無いでしょうか?
奥多摩小屋
13:40。奥多摩小屋に到着しました。(奥多摩小屋は閉鎖しております。)
雲取山荘ではこの時期はお水が凍ってしまうため、水道の使用ができないらしい。
言えば1ℓだけ恵んでもらえるそうですが、ちょっとでも貢献しようと、奥多摩小屋近くの水場で1.5ℓほど汲んで持って行くことに。
急登連発
ここから雲取山までは急登が連発していて、4〜5回くらいそこそこ急な登りがあります。
急ぎつつも、息切れしないペースを守りながら登っていきます。
登っている間に雲がかかってきて、雪も降り始めました。
雲取山
15:30に雲取山(2017.3m)に登頂!
休憩や撮影含めて6時間半ほどかかっていますね。
まだまだ安心はできません。お次は雲取山荘へ向かいます。
雲取山荘への道は完全に雪道で急な坂道になります。流石にアイゼンをつけないとヤバそうな雰囲気。
アイゼンを装着して降りていきます。
雲取山荘
16:00。雲取山荘に到着しました。
受付で宿泊料金の500円とビール2本の1,000円を払い、急いでテント設営を開始すべくテントサイトへ。
すると、テントサイトは物凄い勢いで風が吹き付けていて、なかなか過酷な状況。とにかく整地と穴掘り作業です。
フロント以外とりあえず壁をつくり、風除けも完成。しかし、テントを広げてみると少し寸法足らずで、また穴掘り作業。
結局、設営に40分くらい時間がかかっちゃいました。
雪中キャンプ
雪中キャンプに来た。in雲取山
満足♩ pic.twitter.com/MKCj1jQbPW— CAMPたかにぃ (@camptakany) February 4, 2020
テント内では料理をつくったり映画鑑賞しながら過ごしていました。温度計を見るとテントの中でも-6℃になっており、さすが冬山だなと関心。
スコップが闇へ
風向きがテント真正面に変わったため、壁を足すことにしました。
月明かりの中でせっせと壁を立てていると、傾斜でズズズとスコップが滑っていき、深い闇の方へ落ちていきます。
追いかけようとしましたが、あっという間に奈落の底へ。カランカランと音を立ててスコップは闇へ消えていきました。見えなくなった後でも音は鳴り止まず、いつまでもカランカランと鳴るばかりでした。
せっかく買っためちゃめちゃ便利な軽量スコップを失う悲しみと、山に物廃棄してしまう悲しみと、もしも自分が滑って落ちたらと思うと恐ろしく、しばらく闇を眺めていました。
そんなこんなで21:00に就寝。
DAY2へ続く。