
皆さんこんにちは!CAMPたかにぃです!
2020年10月23日〜27日で4泊5日のロングなキャンプ旅、ロングトレイルに行ってきました。
今回はDAY3になるわけですが、念仏平避難小屋〜鬼怒沼までの道のりとなります。

↓DAY3の足跡
もくじ
雪景色の朝
10月25日AM5:49、私は日光の念仏平避難小屋にて朝を迎えました。
寒いけど、頑張ってテントから顔を覗かせて外を見ます。
昨晩から降り続けた雪は昨日のお昼までは緑一色の景色を白銀の世界に変えておりました。
寒い日の朝は決まって白湯を飲みます。
全身にダウンをまとったまま撤収作業。
「雪の中を歩ける!」という高揚感で始まるのが嬉しいDAY3。
スノーハイキングスタート!
というわけで、出発したのは6:30。
新雪の雪道だったのでピンクテープ等の目印を追いかけて歩くしか無いと思っていたけど、先日念仏平避難小屋に宿泊していたお客さん達が足跡を付けてくれたみたいでした。
少し狭い林道を両肩を濡らしつつ歩いていきます。
「なんて贅沢な時間なんだろう。」
一日でこんなに景色が変わって、思わぬ訪れた旅のバリエーションが嬉しくて、何度も立ち止まります。
木々の細部まで白い。
滑らかな木のカーブが少し愛らしく感じます。
風穴発見
先に出発された方々に遭遇。
「この先に風穴があるよ!雪が積もったお陰ですぐ分かるよ〜!」と教えて頂きました。
お?これか?
確かにすぐ分かりますね。ここだけ雪が積もっていないじゃないか!
手を添えてみると草むらの奥の穴から温かい空気が出ています。
「あったけぇ〜。」と気持ちも落ち着く。自然のご褒美ですね。

根名草山到着
風穴のすぐそばに根名草山の看板が立っておりました。
景色が白すぎていまいちピンとこないですね。笑
険しい雪道
そこからはひたすら下ります。
これがなかなか危なげで、かなり慎重に下りました。
道が狭かったり、急坂だったり、ガレ場だったりでなかなか危ない道が続いておりました。
神経を研ぎ澄まして必死で下っていきます。
岩場もカチカチに凍ってたりするし。
楽園
そしてとうとう外界が見え始めてきた。
地面を埋めていた雪も少しづつ少なくなっていくと共に、太陽も出てきて外気もぬるーくなっていく。
そして本日の楽園である「日光澤温泉」の看板が出てきました!
ここまでかなり緊張感を持って歩いていたのでここでの休憩はゆっくり。
日光澤温泉
そのまま下っていくと、見えました!日光沢温泉です!
時刻は10:10でした。
「とりあえず水分補給をすべきだ!」と思ったので湧き水を頂きました。
念仏平避難小屋付近で入手したお水はあんまり飲んでいなかったので喉はカラカラでした。
そして自販機では缶コーヒー。
このチープな甘さが最高っすね。。。。
そして日光澤温泉にも入ります。

出典:日光澤温泉HPより
すんごく気持ちの良い露天風呂だったんです。
写真は撮れなかったのでHPの写真を貼りました。
因みにこの時、温泉で一緒になった男性がいました。
たかにぃ:「どこから来たんですか??」
と話していると、なんと私と同じコースを反対側から歩いてきているとのこと!
たかにぃ:「ってことはこれから念仏平避難小屋ですか??」
とあの険しい雪道を思い返しました。
温泉に入って温まったのに。。。。
鬼怒沼に向かう
11:35。
温泉に入って気持ちよくなったところで、鬼怒沼に向かいます。
ヒナタオソロシの滝展望台?
ヒナタオソロシの滝への道は途中まで歩いたものの、時間が足りなくなりそうだったので引き換えました。
すぐに寄り道したがるのは私の悪い癖ですね。。。笑
遠くの方で長〜い滝が見えました。
鬼怒沼への道のりは苔のはえた岩の上を歩いたり、ぬかるみも多く、滑りやすいコースでした。
鬼怒沼
木道が出始めて歩いていくと、
13:27。金色になった湿原を発見!鬼怒沼ですね!
鬼怒沼は標高2,030mで「天空の湿原」と言われるだけあって、すぐそこに雪山が見えます。
なんという贅沢なコースでしょうか。温泉の次は天空の湿原ですからね〜。
ただし、この日は天気もいまいちで、風もかなり強かったですね。
鬼怒沼巡視小屋
鬼怒沼巡視小屋を発見しました!
中を覗いてみたけど、ちょっと不気味な小屋ですね。。。
トレイルを断念する
本日のプランはこのまま鬼怒沼山に登頂しつつ、黒岩山までの道のりにある水場付近でビバークする予定です。
そして翌朝は黒岩山を超え、赤安山を超え、袴腰山を超えていくような、山々を縦走する感じになります。
14:26。順調に鬼怒沼山に登頂しました。
しかしここで、急に不安になります。
「水場、凍ってんじゃね??」
「足場大丈夫かな?」
水場を当てにしていた私はお水をあまり持って行っていませんでしたし、また、思わぬ積雪による装備的な不安もありました。
しばらく、鬼怒沼山で固まって考えた結果、
「雪山をこれ以上登るのはやめよう。」
と、縦走をやめて、大清水方面から尾瀬に向かうことに決定しました。
キャンプ地
で、結局鬼怒沼まで降りてきました。
時刻は14:56。
「日没まではあと2時間か。。。」
と縦走を諦めた事に後々後悔をしないかどうか引きずりつつ、鬼怒沼巡視小屋に向かいました。
鬼怒沼巡視小屋のすぐ近くにソロテント一張くらいならギリギリ張れそうなスペースを発見。
本日はここでビバークですね。
行動時間はおよそ8時間で、歩行距離はわずか11.5kmでした。
貴重なお水を慎重に使いつつ、身体を温めます。
暇な時間は持ってきたアサラトの練習に当てつつ、お酒も飲む。
そして夕食を食べて就寝。
雪に囲まれているのでクマが出る心配等は一切していませんでしたが、不気味な鬼怒沼巡視小屋はちょっと気になりましたね。笑
「明日はいよいよ尾瀬!楽しみだ!」
続く
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