私は最初のクッカー選びで「失敗したな!」という経験をしました。
チタンクッカーを選んだのですが、8,000円も出したのに、米は焦がすしラーメンも焦がすし、目玉焼きも焦がしました。
それからというものは色々リサーチをしつつ、クッカーを吟味。
皆さんは失敗しないクッカー選びができれば良いなと思います。
もくじ
クッカーの種類はどんなのがあるの?
クッカーにはシンプルに素材が3種類あります。
- アルミ
- チタン
- ステンレス
そして、それぞれ特徴が違います。
アルミ素材のクッカーの特徴!
熱伝導率 | 良い(熱が伝わりやすい) | ||
---|---|---|---|
耐久性 | 低い | ||
価格 | 安い | ||
重量 | ちょっと重い | ||
他 | 表面加工されたものがある |
熱伝導率が良いので全体的に熱が行き渡り、効率よく熱することができるが、取っ手が熱くなる。
耐久性は低く、厚みのないアルミコッヘルは凹んだりもします。
チタン素材のクッカーの特徴!
熱伝導率 | 悪い(熱が伝わりにくい) | ||
---|---|---|---|
耐久性 | 高い | ||
価格 | 高い | ||
重量 | 軽い | ||
他 |
熱伝導率が悪いので極所的に熱々になり焦げやすいけど、取っ手まで熱が伝わらずに熱くなりにくい性質があります。
軽さで言えばチタン製が1番軽いのでウルトラライトスタイルなど、荷物を極限まで軽くしたいならチタンが1番良いと思います。
ただ、素材の価値が高くそこそこお値段します。
ステンレス素材のクッカーの特徴!
熱伝導率 | 悪い | ||
---|---|---|---|
耐久性 | 高い | ||
価格 | 安い | ||
重量 | 重い | ||
他 |
ステンレス性は錆びにくく耐久性もあるので焚火飯に使ったりする。
値段も安く、100円均一でも売ってたりするのでそれを利用するのも1つの手。
デメリットはその圧倒的な重さ。
調理に合わせてクッカーは選ぶ!
結局のところ「どんな調理をするのか?」によって素材は決まります。
「自分がどんなキャンプ飯を作るのか?」という傾向を見つつ、最終的なクッカーを選ぶのがおすすめです。
それぞれの素材を料理的観点から見て行きましょう。
炊飯、炒め物をするなら「アルミ」
アルミはクッカーの中では1番焦げにくい素材。
飯盒炊爨をする時にも、簡単に美味しいご飯を炊く事ができます。
また、アルミクッカーには表面加工されたクッカーも多く存在していて、それらは焦げ付きにくく洗いやすいと言う特徴をもっているため、非常に扱いやすいです。
レトルト、汁物系だけなら「チタン」
チタンは基本的には湯煎と汁物系の調理に使います。
- レトルト
- フリーズドライ
- スープ
- 鍋
などの選択肢しか無いので、状況に合わせてチタンクッカーにします。
ガンガン焚き火飯を楽しむなら「ステンレス」
焚火飯にはステンレス素材のクッカーをおすすめする理由としては、ステンレスが1番硬い素材だし、安価で手に入るからあまり気にせず自由な使い方ができるからです。
しかし、熱伝導率は悪いので基本的には焦げやすい。汁物系を作るのがおすすめです。
スタッキングしたい!
クッカーの醍醐味はやはり「スタッキング」でしょう。
スタッキングとは、クッカーを組み合わせてマトリョシカみたいに収納していく事を言います。
あらかじめ綺麗にスタッキングできるようにセットの物も存在するけど、自分でぴったり合う物を探すのも楽しいです。
また、コンパクトに収納するなら「クッカーの中に何を収納できるのか?」も結構大切。
- ガス缶等の燃料
- シングルバーナー
- 風防
- カトラリー(スプーンやお箸等)
が入るとクッカーを取り出しただけで、調理開始できるのでとっても便利ですよ!
ソロキャンプでおすすめのクッカー6選!
以上の事を踏まえてソロキャンプでおすすめのクッカーを選びました。
基本的にアルミの表面加工タイプのクッカーを紹介しようと思います。
PRIMUS 「イージークック・ソロセット」
重量 | 201g | ||
---|---|---|---|
収納サイズ | 12.8×φ11㎝ | ||
容量 | 630ml | ||
表面加工 | ハードアノダイズド加工 |
内径が9.5㎝で110のOD缶(アウトドアガス缶)も入るので、スタッキングにも便利!コンパクトに収納できるクッカーですね。
それでいてしっかり表面加工もされているのでお米も炊きやすい。
何より価格がリーズナブルなので、最初の1個として選ぶ人も多いです。
スノーピーク「ソロセット焚」
重量 | 270g | ||
---|---|---|---|
収納サイズ | 13.2×φ11.1㎝ | ||
容量 | 大:880ml 小:540ml |
||
表面加工 | アルマイト加工 |
お鍋が2つあるので、お米を炊いて蒸らしている間に他のメニューが作れます。
それでいて収納サイズも小さく、110のOD缶が入るのでかなり優秀。
個人的にはデザインがかっこいいなと思います。
さすがはスノーピークの名作。
スノーピーク「アルミパーソナルクッカーセット」
重量 | 485g | ||
---|---|---|---|
収納サイズ | 5.5×φ10㎝ | ||
容量 | 大:1,000ml 小:780ml |
||
表面加工 | アルマイト加工 |
お鍋が2つと、蓋になるタイプのフライパンが2つ。
それぞれアルマイト加工されているので焦げる心配も少ない。
ハンドルも付いているけど、シリコンで覆われている訳では無いので火傷には注意。
トランギア 「ツンドラ3ミニ ブラックバージョン」
重量 | 364g | ||
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収納サイズ | 8.7×φ15㎝ | ||
容量 | 1,000ml | ||
表面加工 | ノンスティック加工 |
ちょっとサイズは大きくて重くなりますが、マジで便利。
お鍋2つにフライパン1つにフタが付いていますのでどんな料理もできちゃう。
そしてその全てに表面加工がされているんですね。
「料理を存分に楽しみたい!」って人ならこれくらいのスペックのクッカーが最適!
SOTO「ナビゲータークックシステム」
重量 | 608g | ||
---|---|---|---|
収納サイズ | 8×φ19㎝ | ||
容量 | 大:1,800ml
小:1,300ml |
||
表面加工 | スパーアナダイズド加工 |
少し容量が大きめなので2人で使うくらいが丁度良いかもしれません。
このセットを購入するだけで、湯切りしたり、炊いたご飯を保温することもできる。
非常に使いやすいクッカーセットですね。
チタンクッカーのおすすめ3選
軽量なモデルを追い求める人にとってチタンのクッカーは外せません。
また、チタン独特の質感が好きで購入される方も多いです。
EVERNEW 「チタンクッカー1人用セット」
重量 | 154g | ||
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収納サイズ | 11.8×φ9.5㎝ | ||
容量 | 大:750ml 小:400ml |
チタン製のお鍋が2つ付いてるけど重量154gとかなり軽量。
750mlの方でパスタを茹でて、400mlの方はフリーズドライができますね。
用途に合わせて400mlの方だけ持っていくっていう手もあります。
TOAKS 「チタニウムポット550」
重量 | 72g | ||
---|---|---|---|
収納サイズ | 8×φ9.5㎝ | ||
容量 | 550ml |
超シンプルな見た目が最高にキュート!
私も使用していますが、フタが付いているので、お湯を沸かしたときに落ち葉が入ったりする心配もありません。
取っ手が結構熱くなるのでグリップがあると便利かも!
スノーピーク 「チタンシングルマグ」
重量 | 70g | ||
---|---|---|---|
収納サイズ | 11.8×φ9.5㎝ | ||
容量 | 450ml |
容量450mlのマグカップをクッカーとして代用するというまさにウルトラライトな使い方をします。
普段はマグカップ。そして調理時はクッカーとして。
バーナー選びも慎重に!!
「さぁクッカーが決まったぞ〜!!」
とバーナー選びをする時に適当にバーナーを購入すると、これも後悔する原因になります。
例えば私の話ですと、
と、はりきってトランギアの「ツンドラ3ミニ」を購入しました。
しかし、高火力が売りのSOTOの「ウインドマスター」を使っていたらフライパンを焦がしてしまいました。
ウインドマスターを使うと中央が集中的に高火力になるので、油断すると簡単に焦げる特徴があります。
バーナー選びも気をつけましょう。
まとめ
以上でバックパックでソロキャンプのクッカー紹介を終わります。
クッカーは自分の調理や使い方によって使い分ける可能性もあるので、ぜひ色んな状況をイメージして、クッカーを探してみてください。