皆さんこんにちは!CAMPたかにぃです!
今日はいよいよ南房総ロングトレイル最終日となります。
もくじ
大雨の朝
朝を迎えて雨の音を聞いて「ああ、今日は雨なんだよなぁ~。」という気持ちになる。
天気予報は見ていたのでわかってはいたけど、やっぱり雨だと少しテンションが下がります。
テント内であらかた片付けてからテントだけ最後に残す。最後はテントをクシャクシャにして収納袋に突っ込みました。
一応屋根のある水場の近くにテントを張っておいたのでひとまず避難。
今日は相当歩かなきゃいけないので早めに撤収。時刻はAM5:00。
DAY3は20キロを超えるコースになります。当初は山道を超えていくコースを予定していましたが、時間も無いし、大雨もあって変更。一般道を歩くことにしました。私たちにはあともう一泊は必要ですね。(笑)
ひたすらに歩く、一般道。
暫くは88号線を歩き続けます。平坦な道なので短時間でそこそこの距離が稼ぐことができる。
朝ごはんも食べずに出てきたのでお腹はペコペコ。行動食でもたせつつ。途中でコンビニ休憩も入れました。
本来は「小松寺」や「大貫古道」を歩こうと思っていたのですが。「ヤマレコ」の足跡を追っていたら途中から完全に道が消えてしまいました。
スマホのバッテリーもあんまり余裕が無いのと時間が無いのとで、断念せざる負えないなと思い。引き返してまた国道に戻って来ました。
DAY3が国道のみのコースになってしまう事は私にとってはとても悔しかった。
DAY1、DAY2と。とても素敵なコースを歩いてきたので、DAY3も最高だ!!と南房総ロングトレイルを終えたかったのです。
過酷な86号線
寄り道を終えたらまた大雨と防風に見舞われる事になりました。
この日は都内でも暴風雨だったらしく心配の声を頂きました。ありがとうございます。
太郎さんはもう雨風にやられて限界を迎えていた。
私なんかもうちょっと様子がおかしい。ポンチョの着方も分からなくなってしまったようだ。
全然大丈夫じゃない。笑
86号線に入った途端に道幅は狭くなり、車が怖い。
農家や牧家が多いこの地域では大きなトラックが何台も通ります。
特にトンネルは要注意。
「歩行者に注意!!」という道路標識は出ているものの、こんな平日に歩いている人がいるとは運転手も思わないでしょうに。
途中の屋根のある場所でお昼を食べることにしました。
86号線で落ち着いてご飯が食べれる場所はなかなか見つからなかったのでチャンスだと思い、見つけてすぐに入りました。
昨日酒のツマミにコンビニで購入したシャウエッセンをボイルしたり、アルコールバーナーで炙ったりして食べ。残り汁でクリームパスタを頂きました。
お肉類のカロリーってすごく上質。安心感が違いますね。
この後も腹減ることなく持続しました。
暫く煙草を吸いながらこの暴風雨を眺めていました。
太郎さんが「山道も良いけど、国道をずっと歩く方が俺は好きだなぁ。」と言ってくれて、なんかちょっと安心したのは印象的でした。
ラストスパートと応援
多少のアップダウンはあるものの、山道に比べて国道を歩く方がペースを上げられる。
少しペースアップして歩き、30分ごとに休憩を入れ徐々に最南端の地に近づいていきました。
途中、コーラが飲みたくて「煙草屋??」に入りました。
そこでおばちゃんとゆっくり話しました。おばちゃんは雨風でヘトヘトになった僕らを励ましてくれました。
南房総の人達って本当にみんな親切で、田舎道を歩いていても「こんにちは~頑張って~!」と声をかけてくれたり、人と話す度に皆私たちに凄く興味を持ってくれました。
さて、あと3キロ!歩くぞー!!
気持ち的にはもうすぐ海が見える事なんて全然イメージが湧かなかった。それだけ山々をずっと見続けてきたので。
南房総最南端の地
やっとの思いで国道86号線を抜け、房総フラワーインに入るととうとう南房総最南端の地にある白い灯台が見えてきた。
そしていよいよ海を見た!!
「海だーーー!!」
2人して凄く盛り上がる。
そしていよいよ最終地点。ゴールである「野島埼」にたどり着きました。
人っこ1人いない野島埼でやっとの想いでゴールを迎え、私たちは達成感でいっぱいになりました。
その後、「野島埼灯台口」でバスに乗り、「立山駅」。
そこから更に電車で「浜金谷駅」。
「金谷」からはフェリーで「久里浜」戻りました。
回想
最後にフェリーで南房総を離れるのを見て、感慨深くなった。
「ヤマレコ」で歩いた総距離を見ると道草も含めて全部で60キロ。。。
コレは今回歩いたルートではあるけど、これ以外にもめちゃめちゃ歩いてます。笑
炎天下で歩いたり、暴風雨でも歩いて、山道、一般道、鎖場も経験したので非常にバリエーション豊かな旅となりました。宿泊地だって「公園」「廃校」「キャンプ場」ですから。盛沢山です。
「旅によってキャンプの価値は上がるし、尊い思い出となる。」
何となく勝手にそんなことを以前から思ってはいたけど、今回の旅でまたその思いは強まった気がします。
今回の南房総ロングトレイルの旅に付き合ってくれた太郎氏。ありがとう。
ロングトレイルにチャレンジする私たちを心配してくれたTwitterのフォロワーさんにも感謝。
そしてここまで読んでくれた読者の皆様にも感謝します。
ありがとうございました。