年明けの自転車キャンプは壮絶な旅となったので記録しておく。

たかにぃ
皆さんこんにちは!CAMたかにぃです!

2020年1月4日〜5日の1泊2日で自転車キャンプを実行したところ、凄く劇的な感じになりました。

未来の自分がいつまでもリアルに、この自転車旅を思い出せる様に、ここに記しておこうと思います。皆さんは反面教師でこの記事を見ていただけると助かります。

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奥多摩までの旅キャンプのコース概要

多摩川の登戸駅付近のポイント→川井キャンプ場

というコースで、距離としては60㎞程。時間は休憩を含めて5〜6時間くらいと見積もりました。

ほとんどサイクリングコース(7割くらい?)を走ることができそうなので、公道を走る緊張感は無く、のびのび走ることができる。そして、途中でコンビニにも寄れるし、ご飯を食べるところもあるので、のんびりとしたサイクリングとキャンプを楽しむのには最高のコース!

楽しい自転車の旅キャンプの記録

登戸駅まではロードバイクを輪行して移動する事にしたので、朝早起きして電車に乗ります。

電車の端っこは比較的空いているし、土日の早朝なので難なく良い感じのスペースをゲット。映画を見ながら1時間ほど電車に揺られます。

多摩川サイクリングスタート

登戸駅まで来た私は多摩川の北部へ移動。「集合場所はこの辺ね〜!」と現在地を伝えつつ、8:30にブナくんと集合。

この日は非常に天気も恵まれ、風も弱くて走りやすい気候でした。

合流してからはお互いのバイクパッキングを褒め合いつつ、ゆるゆるとしたポタリングの様な旅。コンビニで行動食を補給しつつ、再びスタートします。

多摩川のサイクリングロードはどこまでも続くし、自然も豊かなので気分は最高ですね!

休憩スポット「玉川兄弟の像」

12:00にちょっと長めの休憩!

残念ながら玉川の像の写真はありませんが、玉川の像という休憩スポットです。

ここではたくさんのサイクリストさん達が休憩をしていて、ベンチやテーブルもあるし、トイレや水道もありました。ランチにしようかと思いましたが、早くキャンプ場に行きたいので、行動食をとりつつサクッと休憩し、再びスタート!

たかにぃ
早くキャンプ場でビール飲みたい!

阿蘇神社で初詣

道中賑わっていたのが阿蘇神社。

ここもサイクリストさん達で賑わっていたので我々もお参りして行く事に。

そこそこ大きい神社で、この辺では人気スポットなのでしょう。

13:00スーパーで買い出し

キャンプ場の周辺にはスーパーが無いので、川井キャンプ場10㎞手前のスーパーで買い出し。

「TAIRAYA」というスーパーには初めて行きましたが、食料品が集約されていて比較的探しやすい配置でした。

2人いるので、1人が買い出し中はもう1人が自転車見張り役になることに。安心して買い出しできるので嬉しいですね!

因みに、ブナくんはエコバックに食材を詰め込んでいて、「おー!エコ!」と思ったところ

なんとサコッシュのように斜めがけができるスタッフバックになるというイケメンギア。驚いた。これは欲しいではありませんか!

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波乱な旅の幕開け。

川井キャンプ場に到着したのは14:20。

少しアップダウンはあったものの、吉野街道の公道を走って来たので交通量も少なく、比較的快適なサイクリングができました。あとはキャンプ場でビールを飲みつつ、ワイワイやりましょうかね。と気分も上がります。

ところが、やっとこさ川井キャンプ場に到着した時、見つけたのが「営業期間外」の看板でした。

「嘘でしょ?」

と嘆きつつも、諦めない。「奥多摩には他のキャンプ場があるはず!」と色んなキャンプ場に連絡するも、全てのキャンプ場が営業期間外で、どこもやっていませんでした。

「ごめん。。。」

予想外の24㎞。

少し野宿することも覚悟したけど、「年中やっている無料キャンプ場の巾着田キャンプ場なら泊まれるはずだ!」と、ここから24㎞離れた巾着田キャンプ場に移動する事に

納豆巻きをパクパク2人で食べつつ、急いでスタート。日没までの勝負です。

山を通る様なコースになるので、「これは過酷な移動になりそうだな」と、覚悟はしていましたが、見事にヒルクライム既にヘトヘトだった私たちへ襲いかかる激坂は鬼の様にキツく、私もカメラを手にする事を忘れる程必死でした。

あまりの急登に自転車を漕ぐことはできなかったので、自転車を手で押して登ります

しかし、逆にその後の下りは最高。緩やかにいつまでも続く下り道に、2人はこの上ない爽快感を感じていました。

「今までスムーズ過ぎたもんね!これくらいの困難がある方が旅っぽくて良いね!」と、旅の喜びを語っているうち巾着田の最寄駅である高麗駅までたどり着いていました。

「意外と早く着いたね!もうゴールだ!」

と、到着した後のビールのことで頭がいっぱいの中、巾着田キャンプ場の駐車場に向かいます。そしてなんとか巾着田キャンプ場に到着!

しかし、そこで見つけたのが「キャンプ・バーベキュー禁止」の看板。

「ええええぇぇえ!!」

と我々。絶望。2019年の秋の台風により巾着田キャンプ場は大整備されており、しばらくキャンプはできないそう。

その時、時刻は16:30。

追い討ちの20㎞。

それでも我々は諦めなかった。巾着田キャンプ場の周辺のキャンプ場に連絡をします。(全然無かったけど。)しかし、ことごとく、営業期間外。

「こうなったら月川荘キャンプ場に行くしか無い!」とここから21㎞離れた月川荘キャンプ場に決断!しかし、電話で確認すると、月川荘キャンプ場のチェックアウト時間は17:00。それ以降は受けないとのこと。しかし、事情を全部説明したところ、18:00まで待って頂ける事となりました。

これ以上の感謝は無い。。。。

我々は疲れた身体に鞭を打って月川荘キャンプ場に急ぎます。

空はあっという間に暗くなっていき、私たちは田舎道をフロントライトとテールライトを灯しつつ、慎重に走ります。今を生きるのに我々は必死な感覚。

何度か自転車を手押ししたし、何度かお互いに笑い話をして盛り上がって、何度かお互いに無口にもなりました。

流石に「これくらいの困難があると旅っぽいよね!」とも言えないくらいの絶望感と、焦り。そしてブナくんに対する申し訳なさのレベルが高過ぎて、土に埋まりたい。埋めてくれ。

夜の田舎道の真っ暗な中で走っている時、星が綺麗だよ!とブナくんに教えてもらったころには、いつの間にか月川荘キャンプ場まで5㎞の場所まで走っていました。そして、月川荘が近いと思える様な「見覚えのある道」まで来た時には、それはもうこの上ない安堵感でした。

「月川荘キャンプ場はコチラ」の看板を見た時には2人とも喜びに満ち溢れ、思わず笑顔になるほど。

キャンプ場に到着した時の焚き火の匂いや、お家に帰って来たかのような安心感や、大冒険をクリアしたかのようなやりきった感は、きっと死ぬまで忘れないだろうと思いました。

チェックインを済ませ、管理人さんにもめっちゃ感謝の言葉を送りました。

極上のキャンプ

2人は急いで設営して火を起こしました。

「早くビールが飲みたい!!!」と、多分2人の顔には書いてあったと思います。笑

そして、「乾杯!」と同時に飲んだビールは言うまでも無く最高に美味しかったし、カリカリに焼いたウインナーの肉汁は身体に染み渡るのを感じるくらい美味しかったので、また、ビールが上手い。

そして我々は泥の様に寝ました。

私たちの走行距離は100㎞でしたが、満身創痍でしたね。ヒルクライムも何度か経験したけど、あれは大変です。荷物をウルトラライトにする必要性をめちゃめちゃ感じました。

旅の最後

翌朝は焚き火を楽しみつつ、ウインナーや「こてっちゃん」を炊きたてのご飯と共にもぐもぐ。10:00には撤収し、月川荘キャンプ場をあとにしました。

2日目は月川荘キャンプ場から30㎞離れた、上尾駅まで走ることにしました。

こういう時、輪行できるのは非常に助かりますね。スタート地点とは全然違う場所がゴールですが、特に車を置いて来た訳でも無いので問題ありません。

帰りの約30㎞は広々とした田舎道を優雅に走っていきました。

あまりにも優雅な旅過ぎて、昨日の過酷な旅はもっと前の日に感じたと言うか、なんだか懐かしい旅にも感じたし、「もう、終わってしまうのか。」と少し寂しい気持ちにもなりました。

確かに身体はボロボロだったんだけど、最後にブナくんが言ってくれた「このまま旅が続くのも悪く無いね!」という言葉は凄く嬉しかったのを覚えています。

「本当、このまま旅が続けば良いのに。。。。」

あとがき

この後無事に登戸駅に到着し、解散しました。

色々ご迷惑をかけたことを謝りつつも、またこういう旅をしようと約束をしました。

1日目はブナくんは+10㎞程走っている。

2日目は30㎞無いので楽勝!

今回の旅はたったの2日間でしたが、非常に濃密な旅となりました。きっと色んなハプニングが起きたり、感動があったり、大変だったからでしょう。

この体験談は公開せずに私の胸に閉まっておこうかと悩みましたが、「いや、記録しておきたい。」と書くことに決めました。

お恥ずかしい私の失敗談をここまでお付き合い頂きありがとうございました。


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