ハンモックを設営するのには「養生」は必要なんでしょうか??
ハンモックを設営する際、ツリーストラップに「養生」をしているのを皆さんは見た事があるでしょうか?(以下、ハンモックストラップと呼びます。)
ハンモックストラップの養生について調べてみると
- ストラップが木にダメージを与えてしまうから養生は必要だ!
- ツリーストラップ自体が養生になってるから不要だ!
と、どちらか分からない情報が出てきて困るので、改めて調査!
頑張ったよねw
もくじ
ハンモックストラップに養生は必要??
結論から言うと、「場合によっては養生が必要!」というものでした。
もう少し具体的に言いますと、
- 「ロープ」で木に固定する場合は養生が必要!
- 「幅のあるハンモックストラップ」を使う場合は養生は必要ない!
ということ。
ロープは丸い断面をしていて、木に当たる面積が狭い分、局所的に大きな摩擦が出てしまう。
しかし、ハンモックストラップは木へのダメージが無いように、幅広で設計されているため、養生が必要無いという内容ですね。
今って幅広のストラップ出て便利になったよね。
ハンモックストラップはどんな物?
では、ハンモックストラップとは何でしょうか?
どうしてハンモックストラップなら養生が必要無いのでしょうか?
木への摩擦を考えた設計である。
木にダメージを与えると言うのは、もうちょっと言うと「樹皮を削る」と言う事。
つまり、樹皮を削らないような構造にする必要があるので、削らない設計にすべきなんですね。
では、木への摩擦が出ないハンモックストラップの設計ってどんなものなのでしょう?
幅2㎝以上のハンモックストラップ!
木の摩擦を考えたハンモックストラップには2㎝〜3㎝程度の幅があります。
メーカーによって多少幅の違いはありますが、いくつかのメーカーの話では「ハンモックストラップの幅は0.75インチ以上(約1.9㎝以上)必要!」とのことでした。
俺の持ってるハミングバードのストラップを測ってみたら2.3㎝だったよ!
▼ Leave No TraceのYouTubeでのハンモック設営方法の紹介。
ハンモックで守るべき注意点4つ!
で、結局ハンモック泊する人は木を守るために何に注意すべきなのか?
まとめてみました。
1.長期で縛るのはダメ!
木は生きていて、常に成長しております。
長期で木を縛ってしまうと木の成長に影響が出てしまいます。
使用のたびにストラップは外してあげましょう。
でも、1週間同じ場所でハンモックキャンプする事なんてないよね〜。
2.縛る木は選択をすること!
これは養生云々と言うよりも、「アナタの重みで木が折れてしまわないか?」ということ。
なるべく太く、しっかりした木を選ぶ事。
また、腐食していたり等既にダメージを受けている木を選ぶ事もよくありません。
3.設置面が幅1.9㎝以下なら養生すること!
もしも自分の持っているハンモックストラップの幅が1.9㎝を下回る場合、木の養生としては甘いストラップということになるでしょう。
その場合は養生をしましょう。
養生の方法は、「ツリーウェア」と呼ばれるゴワゴワしたフェルト生地の布を木に巻いて、その上からハンモックのロープを巻きつけます。
4.キャンプ場によってルールがあること!
「Leave No Trace」の情報によると、確かに2㎝のハンモックストラップを使うようにと書かれていますが、
キャンプ場によっては「養生をして下さい。」とルール付けられている事もあります。
その場合はどんなに太いハンモックストラップであっても養生をする必要があります。「いや!あなたLeave No Trace知らないんですか!!?」と管理人に訴える事もNGです。従いましょう。
まとめ
以上の情報をまとめると、幅2㎝以上のハンモックストラップを使う場合は養生は必要無いことになります。(注意点はあるけど。)
有名なアウトドアマンのハンモックを見ると養生をしていない事がある。
でも実はそのハンモックストラップのメーカーページで調べると幅はしっかり2㎝以上なんですよね。
養生のいらないハンモックストラップ使ってるのに批判されたら可哀想だね〜!
でも「自然を守りたい!」って思う事自体はとても大切だから、その気持ちは大切にして欲しい!
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